あなたは頂き系女子という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
りりちゃんこと”渡邊真衣”被告が懲役13年の求刑をされたことで「頂き女子」が広く知られることになりました。
騙し取った額が1億を超えていることやマニュアル販売がもたらす社会的影響の大きさからニュースに取り上げられていた訳ですが、私達の周りにも多かれ少なかれ「頂き女子」に類するトラブルは発生しているのです。
今回は現役の探偵が実際にあった頂き系トラブルの事例を参考にしながら、彼らが金銭を頂くための決まり文句や被害にあった時の現実的な対処法についてお答えしたいと思います。
頂き女子とは?
まず初めに「頂き女子」の定義についておさらいしましょう。
頂き女子と呼ばれる対象者には以下の大きな3つの特徴があります。
〈頂き女子の3つの特徴〉
①被害者に恋愛感情を掻き立てる。
②*被害者と肉体関係は一切もたない。
③被害者に悩みを打ち明けて金銭的支援を促す。
※②についてはそもそも一回も会わせてもらえないケースもある。
ここ数年で話題によく上がるパパ活女子と違い、目に見える見返り(=デートや性的サービス等)はなく、被害者に対して期待を持たせたまま、嘘の言い訳を使ってお金を支援させる連中と言えるでしょう。
頂き女子の職業
主に中高年男性に対する被害が多いことから頂き女子はキャバクラやガールズバーで働いている女性が色恋営業の延長線上でしていること、と思われがちですが実はそれだけではありません。
探偵調査の中で被害者男性から金銭の支援を受けている対象者の職業は本当に様々で次に挙げたようなサービスをキッカケに知り合った相手も頂き女子の可能性があるので注意しましょう。
頂き系トラブルに遭うかもしれない出会いの
3大キッカケ
・マッチングアプリ
・SNS
・ライブチャット
特に実際に会わずとも金銭を支援してもらえるXやInstagramを始めとしたSNS系、FANZAやジュエルライブといったアダルト色の強いライブチャット系は頂き女子との相性が高いと言えます。
頂き女子の手口
次に頂き女子が被害者から金銭的支援を受けるまでの典型的な流れについて説明します。
単純にお伝えすると一定期間の間に信頼関係を築いた上でお金の援助を頼むというシンプルなものですが、ここではもう少し詳しくみていきたいと思います。
※次の項目では頂き女子リリちゃんのマニュアルを参考に記載してます。
頂き女子が金銭を支援してもらうまで
では実際に頂き女子が被害者からお金を支援してもらうまでの具体的な流れを3つのステップに分けて解説していきます。
①信頼関係の構築
前に述べたように出会いのキッカケは様々ですが、頂き女子の多くは被害者とLINEを使ってやり取りをしています。
※ちなみに今までの探偵調査の経験上、金銭的支援を主目的としている対象者は必ずスマホを2台以上所持しています。
日々のやり取りは当然で、被害者に対して「自分は彼女にとって特別な存在なんだ」と思わせることで、後のお願いをするための伏線を張ります。
②金銭を頂くための会話
被害者との間で信頼関係を築くことが出来たと判断されるとメインの目的である金銭を頂くための会話に入っていきます。
ここでの頂き女子の特徴としては、必ず被害者から「何かあったの?」と聞かせるような態度を取ることが挙げられます。
以下に金銭を継続的に頂くためのポイントと実際に探偵依頼された方が言われた決まり文句を紹介します。
〈金銭を継続的に頂くためのポイント〉
・「俺が何とかしてあげなければならない」と思わせること
・トラブル発生に対する費用は高額ではなく少額から始めること
・絶対に頂き女子からお金が欲しいとは言わないこと
〈金銭を頂くための決まり文句の実例〉
・小さい頃から母子家庭で多額の借金を抱えている
・車をぶつけてしまい修理代が必要である
・祖父母が難病に倒れて手術費用を捻出しなければならなくなった
・自分で新規事業を立ち上げるため銀行からの融資を受けようと考えている
実際弊社に依頼された方の中には、上記に類似した決まり文句で、約半年間の間に3,000万近くのお金を指定口座に振り込んだ実績もあるほどで、非常に恐ろしい手口と言えるでしょう。
③アフターフォロー
一定以上の金銭を被害者から引っ張った後はアフターフォローが大事になります。
もし今あなたが、何かしらの援助をしている相手から”受け取った金銭をどう使い”、その結果、”助かったことを感謝された”上で”近い未来、会って男女関係になれることを匂わせる”ような言い回しをされている場合は危険信号と言えます。
被害者の「一緒になれるかもしれない」という淡い期待を食い物にして、彼らには二の矢三の矢と、金銭の工面を必要とさせるようなトラブルが連続的に発生するのです。
頂き女子の沼にハマるとあなたがパンクするまで金銭を搾り取られてしまいます。
頂き女子かもと思ったら
定期的な金銭の援助を行なっているにも関わらず、頂き女子の匂わ言動が一向に実現されないと感じたら、即座に彼らとの関係を断ち切る必要があります。
しかし、一度、情が入ってしまった相手から距離を置くのは難しいと言えるでしょう。
援助に使った費用とこれまでのやり取りにかけた時間、そして「一緒になれるはず」という期待感から簡単に決別出来る訳がないのです。
そんな場合はこれまでの彼らの発言が事実なのかどうかを確かめるべきでしょう。
彼らの言動は全て金銭を受け取るために嘘で塗り固められたものだったと自身で知り得ることで相手に対する感情は一気に冷めていきます。
そして、頂き女子達の素性を本格的に調べたいなら探偵を使うのも一つの手です。
下記に頂き女子の嘘と本当の実例を紹介します。
事例①
(嘘)母子家庭で昔から借金がある
(本当)父親も母親もいて被害者から頂いたであろう支援金で実家のリフォームを行うほどの余裕があった
事例②
(嘘)車をぶつけてしまい修理費用がいる
(本当)被害者から修理費用を支援してもらってから約半年経っても車のぶつけた凹みは修理されていない
事例③
(嘘)事業をするために銀行から融資を受けたい
(本当)独身と思っていたが実は小学生の子供がいて、被害者から支援してもらった金銭は子供の銀行口座に貯蓄されているだけだった
頂き女子の現実的な解決方法について
一般的に頂き女子に手渡した金銭は借用書ありきの貸付けではなく、援助という意味合いが強いため、返ってこないのでは?と思われがちです。
確かにやり取りの証拠不足から難しいケースがあるのは事実ですが、相手に嘘を付いて金銭を騙し取ったことが証明出来たら詐欺行為として立証することは可能です。
現在、金銭的援助をしている相手がいるのならば、過去のやり取りを証拠として残しておきつつ、事実確認を行うことで、金銭を取り返すための示談交渉や民事訴訟が可能になると言えるでしょう。
<被害者の会を作る手もある>
頂き女子のほとんどは金銭を搾取するためのオジ(被害者のこと)を複数人抱えていると言われています。
彼らからすると1人のオジから多額の金銭を搾取するのではなく、複数のオジから少額ずつ、金銭を搾取した方がリスクを抑えれると考えるからです。
そこで頂き女子から似たような被害を受けた方を募り、詐欺行為の手口を複数人に対して働いていることが分かれば金銭の返還交渉はもちろんのこと、刑事事件として取り扱ってもらえる可能性がグッと高くなります。
もし、あなたが悪質性の高い頂き女子から被害を受けているかも?と少しでも感じているならば、新たな被害者を出さないためにも彼らにはしっかりと社会的な制裁を受けて貰う必要があると言えます。
まとめ
今回は頂き女子をテーマに実際に探偵への依頼があった事例を交えながら手口や具体的な対処法について解説しました。
恋愛感情を逆手に取りながら、あたかも詐欺と見せかけずに金銭を騙し取る行為は許されてはいけません。
しかし、頂き女子の被害に遭いやすい主に40代から50代の男性は泣き寝入りするケースがほとんどで、その結果、人生を狂わされている方が沢山いる現実があります。
世間的にも中年男性を擁護するようか報道は中々表立ってされないので「騙された貴方が悪い」で済まされがちですが、本当にそうと言えるのでしょうか。
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