離婚調停と並行して探偵調査を行う方は少なからずいらっしゃいます。
しかし、証拠が集まっていない状況で相手に「不倫しているだろ!」と伝えてしまうと調停期間中は浮気相手と会うのを控えてしまう恐れがあります。
なので一般的には性格の不一致等を理由に離婚調停を申し立て、期間中に相手の不貞の証拠を集める作業を行うことになります。
一方、申し立て側からすると相手は浮気相手と楽しくしているのに、
私だけ我慢している…
新しい交際相手が欲しい…
このような感情を抱くのは不思議なことではありません。
過去の依頼者様の中にも今まで浮気とかしたことなかったのにパートナーとの離婚調停中の期間中に新しい交際相手を作ってしまったという方がいらっしゃいました。
ただ、一度立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。
今回は離婚調停中に新しい交際相手を作る行為に関する疑問を現役の探偵がお答えします。
特に女性側に多い
まず結論からお伝えすると、離婚調停中に新しいパートナーを作ってしまう方の割合は女性が圧倒的に多いです。
特に不貞している旦那に対して離婚調停を申し立てている女性
なぜ女性の方が多いかと言うと大きく分けて2つのパターンがあります。
①心理的負担を感じやすい
②早い段階で再婚相手を見つけたい
以下、それぞれについて解説します。
①心理的負担が大きい
離婚調停は男性に比べて女性側の方が心理的負担が大きくなります。
・身近に話を聞いてくれる友人や家族がいない
・嫌なことを忘れさせてくれる熱中出来るものがない
・家にこもりがちでほとんど外に出ない
※セロトニン不足
上記項目に少なくとも1つでもあてはまる方は孤独感や虚無感を感じやすくなったり、自己肯定感の低下から他者に依存しやすくなる傾向があります。
慰謝料や生活費/養育費で調停がもつれている間に一人の寂しさを紛らわすためにマッチングアプリで知り合った男性と男女の仲になってしまうケースはよく見られます。
②早い段階で再婚相手を見つけたい
離婚調停は申し立てで最初の日時を決めてから2カ月程度の間隔で平均3回程度行われるので約半年の期間を要することになります。
半年です。
場合によっては1年程度かかる方もいます。
これだけの期間があれば新しい交際相手が欲しいと考えても何ら不思議ではありません。
特に女性は子供のことを考えて新しい父親を探したい、まだ子供を産みたいと考えていれば早い段階で恋活をスタートしなければなりません。
調停期間中の交際は問題ないか?
それでは離婚調停中に新しい出会いを作って異性と会う行為は問題ないのでしょうか?
・LINEやインスタのDMで連絡を取り合う
・仕事終わりに一緒に食事に行く
・一緒にドライブデートに行く
・自分に自宅に異性を招き入れる(別居期間)
一緒に食事に行くくらいなら問題なのでは?と感じるかもしれませんが離婚調停中に新しい出会いを作ったり、密会するのはオススメできません。
仮に旦那(相手側)があなたの様子から何か裏があるのではないかと勘ぐって調べた結果、見知らぬ異性と男女関係であることを証明されてしまうと、あなたの立場が一気に不利になる恐れがあるからです。
お前も不倫しているだろう、と突っ込まれると話し合いがこじれてしまい、今の条件で相手が離婚に応じてくれなくなる可能性が高くなります。
自身が不利になるような言動や行動は見せないのが調停を有利に進める秘訣です。
まとめ
今回は長引く離婚調停期間中、申し立て側が新しい交際相手を作ることが問題ないかについてお答えしました。
長引けば長引くほど、相手が浮気しているなら自分も…と、魔が差してしまうかもしれませんがバレて自分が不利になるような行動は控えた方が良いと言えるでしょう。
どうしても新しい交際相手が欲しいのなら、相手側の不貞に関する証拠を集めて調停期間を短くするのが賢い立ち回りだと思います。
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