「また、知らない人に付きまとわれている気がする…」
「どうして私ばかり狙われるの？」
そう感じたことはありませんか？
実は、ストーカーに狙われやすい人にはある共通点や傾向があります。
それは「悪いことをしている」からではなく、無意識の行動や性格、見た目、SNSでの発信内容などに理由がある場合も。
この記事では、ストーカーにターゲットにされやすい人の特徴と、被害を防ぐための対策について詳しく解説します。
「自分は大丈夫」と思っている人も、今一度チェックしてみてください。
ストーカーに狙われる人には共通点がある？
ストーカーに狙われる人には、いくつか共通点があります。
もちろん「被害者に非がある」という意味ではありませんが、ストーカー加害者が執着しやすい傾向には、一定のパターンがあります。
ストーカーが狙いやすい人物の特徴まとめ
・優しくてはっきりと拒絶しない性格
・外見や雰囲気が目立つ・魅力的
・個人情報を不用意に公開している
・過去に関係があった人（元恋人・元配偶者）
・一度でも親切にしたことがある
・一人で行動していることが多い
つまり、ストーカー被害に遭うのは「たまたま」ではなく、行動や性格が原因となるケースも考えられるのです。
そのため、被害を未然に防ぐには、まず自分がストーカーに狙われやすい性格や見た目かどうかを知ること、そしてストーカー被害に遭わないための対策を知ることが大切です。
ストーカーに狙われやすい人の特徴5選
では、なぜ以下のような人がストーカーに狙われやすいのか、その理由について解説していきます。
①優しくて断れないタイプ
②寂しがり・構ってちゃんタイプ
③見た目が大人しく、抵抗しなさそうに見える
④SNSや位置情報の発信が多い人
⑤はっきりと拒絶できない人
優しくて断れないタイプ
プライベートや仕事で頼み事をされると、ついついはっきり「NO！」と言えない方もいるのではないでしょうか。
こうした方は、人から「優しいね」とよく言われたり、「怒っているところを見たことがない」と言われることが多いかもしれません。
誰にでも優しく、分け隔てなく接することは、人に良い印象を与える魅力ですが、ストーカー気質のある人から見ると
「自分を受け入れてくれている」
「好意があるのでは」
と誤解されることがあります。
また、頼み事を断ると「嫌われるかもしれない」と不安になり、「良い印象を持たれたい」という気持ちから、頼み事を断れないこともあるでしょう。
しかし、好意がないのに曖昧な態度を取ると、それが「好意」と受け取られ、接触を繰り返すうちにストーカー行為へ発展する恐れがあります。
寂しがり・構ってちゃんタイプ
SNS上でつらい気持ちやさみしい気持ちを吐露したり、プライベートで「かまってほしい」と周囲に伝えている方もいるでしょう。
つらい気持ちを我慢せず、さみしさを軽くするために悩みを打ち明けるのは悪いことではありません。
そのような気持ちに寄り添ってくれたり、気分転換に誘ってくれる人もいます。
しかし中には
「自分がなんとかしてあげたい」
「構ってほしいというのは、自分を必要としている証拠だ」
と自己中心的に捉え、行動に出る人もいます。
そのため、SNSでの投稿やプライベートでの言動によって、ストーカー行為を助長してしまう場合もあるのです。
見た目が大人しく、抵抗しなさそうに見える
人から「おとなしそう」と言われたり、嫌なことをされてもあまり抵抗せず、争いを好まない印象を持たれる人は、ストーカーに狙われやすい傾向にあります。
自分の意見をあまり主張せず、人の意見に従う姿勢は、トラブルを避け、円満な人間関係を築くうえで魅力的です。
しかし一方で、自己肯定感の低さが表れたり、自信がなさそうに見えることもあります。
特に、人の意見に抵抗しない態度は、ストーカーから「自分のことを受け入れてくれる」と誤解され、警戒心がなさそうに見えることで、行為を助長するおそれがあります。
また、見た目が可愛らしく、おとなしそうな服装も、ストーカーに
「守ってあげたい」
「自分のものにしたい」
と思わせ、しつこくつきまとう原因になることがあります。
SNSや位置情報の発信が多い人
SNSで自分の行動や日常を発信し、不特定多数の人と共有するのは、SNSを楽しむうえで大きな要素のひとつです。
しかし、SNSは誰でも閲覧できる場であり、プライバシーに関わる投稿はストーカーに情報を与えるリスクがあります。
とくに自宅や職場の情報、休日の行動範囲などが分かる投稿は、位置を特定されやすく注意が必要です。
中には、投稿された写真に映った風景や瞳に映る景色から、場所を特定するストーカーも存在します。
はっきりと拒絶できない人
SNSを利用していると、フォロワー以外の人からDMが来たり、イベントなどで知り合った相手とLINEを交換することもあるでしょう。
「返信しないと悪い印象を持たれるかも…」
という気持ちや、
「良さそうな人だから…」
と考えて、つい継続的に返信してしまうこともあります。
ビジネスでは好印象につながることもありますが、中にはそれを「脈アリ」と誤解し、しつこくメッセージを送ってくる人もいます。
こうしたメッセージを断らず、やり取りを続けてしまうと、好意があると誤解され、ネットストーカーに発展するおそれがあります。
私はストーカーに狙われやすいか分かるチェックリスト
ここでは、ストーカーに狙われやすい傾向があるかを簡単に確認できるチェックリストを紹介します。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
≪ストーカー被害 チェックリスト≫
※全部で20項目あります
【性格・行動編】
□ 相手に嫌われたくなくて、はっきり断るのが苦手
□ 人に親切にするのが当たり前だと思っている
□ 困っている人を見るとつい助けてしまう
□ 一人で行動することが多い（通勤、買い物など）
□ 仕事やプライベートで顔見知りが多い
□ 「モテる」「愛想がいい」と言われたことがある
□ 誰にでも笑顔で接するタイプだと思う
□ はっきりと拒否すると気まずくなると感じる
□ 恋人や配偶者と別れたばかり、もしくはトラブルがあった
【SNS・ネット編】
□ InstagramやXなどを公開アカウントで使っている
□ SNSに現在地やお店の情報をリアルタイムで投稿することがある
□ プロフィールや投稿に勤務地・住んでいるエリアが分かる情報がある
□ フォロワーの中に、よく知らない人や会ったことのない人がいる
□ DMで執拗に連絡してくる人がいるがブロックしにくい
【過去の経験編】
□ 過去にストーカーや付きまとい被害を受けたことがある
□ 元恋人・元配偶者からの連絡が頻繁にある
□ 恋愛のもつれでトラブルになった経験がある
□ 別れ話がこじれた相手がいる
□ 同僚・上司・取引先など仕事関係の人から過度に好意を示されたことがある
□ 断った相手から逆恨みされた経験がある
≪判定結果≫
0〜4個：
→ 現時点でリスクは低め。ただし、SNS設定や交友関係に注意を。
5〜9個：
→ 中リスク。相手に誤解を与える可能性や、個人情報の漏洩に注意。
10個以上：
→ 高リスク。すでに加害者に目をつけられている可能性も。
SNSの見直し・生活パターンの工夫・第三者への相談を検討しましょう。
あなたはいくつあてはまりましたか？
「狙われない人」になるための対策
ストーカーから「狙われない人」になるためには、以下のような対策をとり、自分の身を守ることが重要です。
【日常生活での対策】
・行動パターンを固定しない
・通勤・帰宅ルートを日替わりで変える
・時間帯をずらす（同じ時間に行動しない）
・夜道や人気のない道は避ける
・常に周囲を確認（後ろからつけられていないか）
・イヤホンで音楽を聴きながら歩かない
・郵便ポストに名前をフルネームで出さない
・宅配業者や公共料金業者などを名乗る訪問はドア越しで対応
【ネット上での対策】
・SNSやブログで、次のような内容を公開しないことが重要
✓自宅周辺の風景
✓通勤・通学ルート
✓現在地（リアルタイムの位置）
✓アカウントは非公開（鍵アカ）に
✓フォロワーを定期的に見直す
✓タグ付け・チェックイン機能を無効にする
✓写真はリアルタイムではなく、時間を空けて投稿する
✓「今ここにいます」という投稿は避ける
✓DMにしつこく連絡してくる人は即ブロック
それでも被害が続くときは？
ストーカーに狙われないよう対策をしても、以下のようなストーカーまがいの行為に遭うことがあるかもしれません。
- 自宅や職場付近で同じ人物を何度も見かける
- 無言電話や非通知の着信が増える
- 郵便物やSNSで不気味なメッセージが届く
ストーカー被害に遭っている場合は、今の状況を放置せず、次のような対策を早急にとりましょう。
＜ストーカー被害に遭った時に出来る対策一覧＞
・メッセージ・録音・写真・映像などは削除せず保存
・日時・場所を記録（できれば日記形式で）
・家族・友人に相談しておく（安全ネットを作る）
・自治体の相談窓口・警察・探偵などに早めに相談
・警察に「ストーカー行為等の相談」として正式に届け出る
・ストーカー行為規制法に基づく「禁止命令」の申請も検討
・つきまといや暴力がある場合、110番通報をためらわない
・安全な場所に一時避難（実家・友人宅など）
・必要に応じて、引っ越しや勤務先変更も視野に
また、警察以外にも探偵や興信所などの専門家に相談するのも、有効な対策のひとつです。
探偵や興信所では、加害者の特定やストーカー行為の証拠収集を依頼することができます。
ストーカーの正体が分からず不安な方や、ネット上でのストーカーに悩んでいる方は、まずは無料相談を利用してみるのも一つの方法です。
さらに、探偵や興信所で得た証拠をもとに弁護士に相談すれば、加害者に対して接近禁止命令や慰謝料請求などの法的手段も取れます。
探偵への依頼を検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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